○ハオルチアの栽培と管理                      

@   栽培場所

ハオルチアはごく一部の品種を除き大変丈夫な植物です。戸外・室内・温室・フレームいずれでも栽培できますが、直射日光と生長期以外の雨を嫌いますから50%以上の遮光と雨(霜)よけの屋根が必要です。又、室内ではなるべく明るい場所が良いでしょう。

A   水やり

水やりには鉢内の老廃物を洗い出し、新鮮な空気を送り込み、植物のホコリや汚れを洗い流し光合成を高める行為も含まれますから、鉢底から流れ出る迄タップリと与えます。用土で異なりますが、基本的には鉢底まで乾いていたら水を与えます。1℃以上35℃以下であれば周年約1週間に1回程度です。

B   用土

当園では赤玉・日向・桐生・他(クンタン・有機肥料5%)を5・2・2・1の割合で弛効性の化学肥料と防虫剤を適量混入して使用しています。ポイントは微量要素を確保する為に3種類以上の土を混合する事、作むらを避ける為に弛効性の肥料を使用する事。鉢内の腐敗菌の分解や残水の腐敗防止に有効な多種類のバクテリアを含む有機肥料を混合する事です。

C   植え替え

花の時期に体力があり充実させる為に春咲きの品種は秋に、夏咲きの品種は春に植え替えをする事をお奨め致します。植え替え時に枯れた根や多すぎる細根は整理して古い大きな茎は切り取ります。又、太根も多すぎる時は鋭利で清潔なナイフで途中でカットします。(カットした部分から新根が多く出ます。)ハオルチアの新しい根は最下部の葉の付け根の上中央から出る為、古い葉を取り除きます。植え替え後の潅水は細根を枯らさない様に直後で。茎や太根をカットした物は、翌日、用土が均等に安定する様にタップリと与えます。

D   交配

ハオルチアの交配は、天気の良い日の午前11時から午後3時迄(原産地で虫が活動する時間帯)が一番効率が良く、午前中に花弁を取って置き午後から受粉させるとなお高確率です。硬葉系やコエル・竜麟など、採取の難しい品種は湿度を避ける事です。又、採取用の♀雌株は大きなダメージを受けます。根張りの良い充実した親株に3〜4サヤ程度が妥当で種を取り過ぎた苗は回復に2〜3年要しますし、若苗などは本来の親株の特徴や大きさが出なくなります。開花から採取迄は約40日必要ですから、20日に1回、液肥を規定の量与えると良いでしょう。
注)採取後の種子は日陰で良く乾燥させる事!

E   品種改良

ハオルチアの交配は多くの場合♂雄株遺伝です。例えばベヌスタの優性遺伝は微毛で、どの品種に交配しても微毛が見れます。ですから、交配用♂雄株の優性遺伝が何であるか知る事が一番大切です。白点・白線・緑線・窓の透明度など、これらは♂雄株に必要な要素で、斑入り・葉型・草姿・株の大きさ・窓の大きさなどは、♀雌株に必要な要素と考えます。又、純系種のF1苗はバラつきの少ない安定した苗が多く種間雑交配種の実生苗は草姿や顔の違うものや特徴のない物が多く必ず選抜が必要で、又、それが一番の楽しみです。
例)♂濃白銀ピクターを♀大型レツーサに交配して出来た苗を前の濃白銀ビクターに掛け戻すなど。
追伸)兜・鸞鳳玉・牡丹類も経験上♂雄株遺伝です。




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