Q4. 夢殿って?いろんな顔(タイプ)があるの?

A. 私が初めて夢殿を見たのが今から24〜25年前。京都の日本サボテン大会の業者の売店でした。その時、8cm位の親株が15,000円。その時すでに親株でしたから実生されたのは、さらに5〜6年前でしょう。一目ぼれでした。私がハオルチアの交配種に強い興味を持つ瞬間でもありました。当時、私は月3万円の小遣いのHAP(業界用語)だったので、その時は買えませんでした。その1〜2年後入手したのが写真1の顔です。そして4〜5年前、夢殿にはAタイプとBタイプがあると聞き入手したのが写真2と3。写真では違いがわかりにくいが現物はハッキリと違ってました。当園は写真1を夢殿、写真2を夢殿Aタイプ(丸葉)、写真3を夢殿Bタイプ(偏平)と区別して繁殖しています。


○写真1 夢殿


○写真2 夢殿Aタイプ(丸葉)


○写真3 夢殿Bタイプ(偏平)
※写真が少し暗い

なぜ?繁殖苗の夢殿(写真1)もAもBも小苗の顔はバラバラで大きくなるとほとんど写真4の顔になります。夢殿(写真1)xAタイプ(写真2)は種が実りますから別クローン。AタイプxBタイプは交配していないので不明。


○写真4 繁殖4年生苗

結論!夢殿は環境(土・肥料・光線量・置場・根の状態)によって、かなり顔付き(見た目)が変わる様に思います。ただ夢殿(写真1)の様な顔は数年(7〜8年)経った老株の顔かも?この顔付きになると必ず分頭します。


老株 7〜8年生苗すでに分頭が始っている。

夢殿の小苗

夢殿Aタイプ(丸葉)の小苗

夢殿Bタイプ(偏平)の小苗

よくある質問コーナーTOPへ戻る


Copyright (c) 2007 CACTUS NISHI. All rights reserved.